母を思い出してしまう

いからんです、よろしくお願いします。

私の母の話をしたいと思います。
母は昨年の夏に亡くなって、もうちょっとしたら1年経過します。


約4年間、がんを患って闘病生活をしていました。


亡くなる直前には、もう生きるのはいいかなと話してましたが、それまでは少しでも長く生きたいと言葉にしていました。


私は10代のころにはすでに地元を離れていました。気づけば、その頃からは母とそんなに会っていませんでした。

よくある話だとは思います。

母が病気になってから、あるとき母に言われました。○○に会えるのはあと何回かな。
少し黙って、それが続いて、気づいたら無視してましたね。

あらためて、親不孝者だなあと。

この1年、どこにいても、何をしても、母の姿を追ってしまいます。
亡くなった瞬間が目に焼きついて、体が燃えて灰になってるような気持ちです。

生きてる時には会わず、死んでから会いたいと思う。
なんてバカで愚かなんだと、わかってるのですが、わかってるのですが。  

地元の桜は4月の初旬頃に咲きます。

小学校の入学式、母と並んで桜をみました。

手を繋いで、桜並木を歩いて。懐かしい、あの頃に帰りたい。
桜をみて、そんなことをぼんやり考えてしまいます。